お店を始めるときにまず
店舗不動産を見ます。
その時に
どういうことを見て探せば良いか、
場所や雰囲気ではありません、
勿論それも1つの要素ではありますが、
現実的な重要な要素は
家賃と営業日数の関係です。
数字だけの話をすると
例えば家賃が30万円とします
東京でいうならば表参道や銀座、新宿
大阪でいうなら梅田、心斎橋、難波のような
同じく東京で言うならば、新橋、神田、大手町のような
大阪なら淀屋橋、本町
同じ家賃でも実は全く違いますし、
どちらが家賃が高いかというと
B の方になります。
なぜ高いか?答えは簡単です。
営業日数の問題になります。
土地、街の特性ですが、
Aのレジャー観光タイプは毎日人が行き来し、
特に土日祝は人が増えます。
ですが
Bのオフィス街タイプは
平日は多いのですが、
休日ともなると人は
どこに行ったかというぐらい
誰もいなくなります。
千代田区の
流動人口と住民の人口の比較をした時、
雲泥の差があり
それは仕方ないだろうという
人口の差でした。
その具体的な数字は
平日86万人が千代田区にいますが、
休日は基本の人口1万人なので
86倍の差があり、それをお店に置き換えると、
平日お客様は100人来店するところ、
休日は1.3人しか来店しないということになりなります。
結果なにが伝えたいかというと、
1カ月土日は平均して8日あります、
Bのオフィスタイプの立地は土日は開店してても
お客様がいなにので休業します、
ということは実質稼働は22日、
それに対いてAのレジャー街は
30日営業しても
お客様の見込みはあります、
単純計算ですが
30日÷30日=1万円に相当する家賃
30日÷22日=1.3万円に相当する家賃
1日の家賃が算出できれば
もう一度30日かけて計算すると
1万円×30日=30万円
1.3万円×30日=39万円
その差は9万円の営業日数の家賃が高くなります。
必ずしもBのような立地が悪いというわけではなく、
Bのオフィス街ような条件は逆に言うと
平日に集客を見込めるという考えもあります。
この日数だけではありませんが、
1つの要因として注意すべきところになります